訪問診療とは

訪問診療は、在宅医療の一形態であり、ご自宅や施設など、慣れ親しんだ場所で医師による診療を定期的に受けられるサービスです。通常、月2回の定期訪問が基本で、「毎月第2・4火曜日の午前10時」など、訪問日時をあらかじめ決めて実施します。医師や看護師が計画的に訪問し、診療・処置・相談などを行います。

これに対して「往診」は、急な病状の悪化や体調の変化など、緊急時にその都度対応するものです。

訪問診療を開始する際には、主治医、ケアマネジャー、ご家族と話し合いながら、診療内容や方針を決定していきます。薬の処方や各種処置はもちろん、療養に関する不安やご相談にも丁寧に対応いたします。

訪問診療の対象地域

訪問診療ではクリニックを中心に半径16km圏内を訪問範囲としております。定期訪問診療に加え、緊急の往診にも対応し、安心の医療体制を整えています。

訪問診療の対象となる方

訪問診療は病院への通院が困難な方を対象としています。以下のような状況にある方が主な対象です。

  • 高齢や障害により通院が難しい方
  • 外傷や後遺症で歩行が困難な方
  • 寝たきり、またはそれに近い状態の方
  • 医療機器(人工呼吸器、胃瘻など)の管理が必要な方
  • がんの終末期医療や緩和ケアを希望される方

その他、退院後の在宅療養や、在宅でのケアを希望される方も対象となります。お気軽にご相談ください。

訪問診療で可能な検査・処置

医療機器の進歩により、自宅でも多くの検査や処置が可能となりました。当院では主に以下のような対応が可能です。(これ以外の処置・検査も幅広く対応しております。不明点があれば気軽にお問い合わせください)

主な処置

  • 注射、点滴
  • 胃瘻、経鼻経管栄養の管理
  • 在宅中心静脈栄養の管理
  • 喀痰吸引
  • 在宅酸素療法
  • 在宅人工呼吸器の管理
  • 気管切開カニューレの交換、管理
  • 膀胱瘻の管理
  • 膀胱留置カテーテルの交換、管理
  • 胸水、腹水穿刺
  • 人工肛門の管理
  • 褥瘡のケア、処置
  • 麻薬も含めた疼痛緩和ケア
  • 外傷処置 など

主な検査

  1. 各種血液検査
  2. 尿検査
  3. ポータブル心電図計
  4. エコー(超音波)検査 など

各種予防接種

  • インフルエンザワクチン
  • 新型コロナワクチン
  • 帯状疱疹ワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン など

※お取り寄せも可能です。お問い合わせください。

緩和ケアについて

訪問診療では、病気の進行や治癒が難しい場合に、心身のつらさを和らげる「緩和ケア」にも対応しています。がん患者様だけでなく、慢性疾患や難病を抱える方、治療中の不安が強い方にもご利用いただけます。

対応疾患

  • がん(悪性腫瘍)
  • 心不全、腎不全、肝不全
  • 認知症、神経難病
  • COPD、間質性肺炎 など

緩和ケアの内容

  • 痛み・不快症状への薬物療法(モルヒネ等)
  • 在宅酸素療法、胸腔・腹腔穿刺
  • 緩和リハビリテーション
  • ご家族への心理的サポート、症状の変化への対応アドバイス など

精神的な不調や心の病についても相談可能

当院では、身体の病気だけでなく、精神的な不調や心の病に対しても、訪問診療を通じて対応しております。
年齢や環境の変化、病気や介護の影響などから、うつ病や不安障害、認知症に伴う精神症状などを抱える方が増えています。
ご本人はもちろん、ご家族にとっても大きなご負担となることが多く、「通院が難しい」「家での対応に限界を感じる」という声もよく伺います。

当院で対応している主な精神疾患

  • うつ病・うつ状態
  • 不安障害(パニック障害、全般性不安など)
  • 認知症に伴う精神症状(妄想・不眠・興奮・不安など)
  • 統合失調症
  • 双極性障害(躁うつ病)
  • アルコール関連障害(高齢者の依存含む)
  • 適応障害 など

※ご希望に応じて、精神科専門医との連携や、臨床心理士・訪問看護師によるサポートもご紹介可能です。

お気軽にお問い合わせください〈TEL〉依頼当日に即介入可能
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書類などはこちらへ〈FAX〉
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